平和を願ういのちの音楽会

2003年のコンサートに寄せられた言葉

音楽会に寄せて

ミサイルは強く
音楽は弱い
でも弱いからこそ
人の心にはたらきかけることができる
5月27日
皆さんの音楽が
世界中の人びとの心にとどきますように

   作曲家 林 光

 

神を信ずる者も信じない者も

 第二次大戦中、ナチス占領下のフランスで、「神を信ずる者も信じない者も」つまり思想信条の違いを乗り越えて、手をつなぎ合ってナチスに抵抗するレジスタンス運動が広がりました。
 現在の世界の状況を見るとき、戦争勢力に抵抗するために、右も左も老いも若きも思想信条の違いを乗り越えて手をつないでゆこうとの考えから今回の音楽会が生まれました。
 大変ささやかなものですが、それでもテレビの前で切歯扼腕するだけで何もしないよりは、できることから始めようということです。
 ご来場ありがとうございました。

    実行委員長 石田 康太郎

 

地球・平和・命

 1945年6月20日、豊橋は焼けた。1945年8月6日広島で 8月9日長崎で多くの人々が原子爆弾でなくなった。1945年8月7日、豊川海軍工廠の空爆で友人が死んだ。
 こんな歴史の中でわたしは生き残り、この音楽を聴くことが出来る。空襲警報の鳴らない豊橋で 〜 。平和なのだろうか。
 2003年4月、劣化ウランの放射能の中で病んでいるイラクの子供たちの笑顔を思う。

   実行委員 渡辺 のり子

 

多様な音のハーモニー

 天然のランは2万5000種もあるそうです。
豊橋が生んだ世界的な写真家 水越武氏は多様な植物が調和しあって地球を美しく彩ると言っています。
私はこうした哲学を持った写真家を尊敬しますが、同時に気に入らないと言っては殺しあう人間社会の醜さを思うのです。
 戦争反対、イラクの子供を救おうと多様なジャンルの音楽家が一堂に会しての音楽会は調和の素晴らしさを表現すると信じます。
ボランティアでご出演なさる皆様に心から感謝申し上げます。

   実行委員 及部 十寸保

 

[トップページ]  [医療支援の寄付]  [賛助会員募集]  [これまでの軌跡] 

[セイブ・イラクチルドレン・名古屋]