平和を願ういのちの音楽会

2013年のコンサートに寄せられた言葉

うたごえは平和の力

 イラク開戦の2003年に、音楽を通して平和を訴えたいと、この音楽会の企画が持ち上がり、本日10回目を迎えることができました。聴きに来て下さるお客様、無償で出演して下さる方々、そしてセイブ・イラクチルドレン・名古屋、すべての方々に感謝いたします。
 その第一回からずっと出演させていただいているのが、私たち東三河の"うたごえ"の合唱団です。今回は二部に4団体出演します。
 うたごえ運動は、市民の暮らしや働く者の中で、歌うことで勇気や元気を届けたいと、歌い続けている活動です。世界の辛い状況の中で、平和の大切さを、そして一人ひとりの今日の穏やかな一日の喜びを、歌を通して少しでも共感することができれば幸いです。東日本大震災、福島原発事故の後に、辛く苦しい思い、希望への思いがたくさん歌になりました。私たちは、これからもたくさんの歌を歌い続けることで、平和な社会を築く力、生きる力になると信じて歌い続けます。

実行委員・東三河うたの学校 下奥 純子

 
ごあいさつ

 本日は平和を願ういのちの音楽会2013にご来場くださいまして誠にありがとうございます。

 私たちは今、記憶力を試されています。2003年イラク戦争はどのようにして始まったのか、そしてその戦争に日本はどのように協力したのか、そしてその結果は。
私自身はどうなのか、資料を読み返さなければイラク戦争の詳細は思い出せませんでした。
 私たちは今、想像力を試されています。戦争という行為がどのような世界を残すのか。
私自身はどうなのか、戦争という行為でたくさんの悲劇が生まれることは想像できても、劣化ウラン弾が使用され白血病で苦しむ子どもたち、奇形で産まれてきてしまいすぐに旅立ってしまう子どもがいる土壌ができてしまうとは想像できませんでした。

 暴力は否定するものの戦争は容認する、それは残念なことに私たちは経験したこと以上のことを想像するのが難しいという想像力の欠如がもたらす悲劇なのかもしれません。

 いのちを想い平和を愛する人々によるチャリティコンサートを本日こうして開催させていただけましたこと、こころより感謝申し上げます。
ご出演くださいます皆様、多くのスタッフに無償でご参加ご協力をいただいております。そしてご来場いただきました皆様方のご支援により音楽会を開くことができ、そして寄付をさせていただくことができます。
多くの方々に支えていただいて初めて成り立つこの音楽会です。本当にありがとうございます。

どうぞ最後までごゆっくりとお楽しみくださいませ。

平和を願ういのちの音楽会実行委員会
実行委員長 大竹 広治

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